病院について

ごあいさつ

incho_DSC_8312_re

 私が身延山病院へ赴任したのは、昭和56年2月、今までいた医師が誰もいなくなり、新聞では峡南南部の医療砂漠と報道され、騒がれた時でした。山梨県よりの辞令でした。
 創立して60年という歴史のある病院ですが、当時、老朽化した病院には新しい設備は何もなく、ご高齢の患者さんの療養の場といった感じでした。そんな中、皆様のご尽力の結果、十数年前より新病院が建てられ、増築を繰り返し、科目を増やしながら現在の形となっています。これまでの様々な困難と解決のために多くの議論を重ねた日々を振り返りますと、私はまさに感慨無量と感謝の思いで一杯です。今日も職員が一丸となって頑張り、研鑽を積み、少しでも良い病院をと考えております。
 住民の高齢化、過疎化の進行と医師不足の中、峡南地域、特にその中南部(身延町、南部町)の医療を今後どのように進めていくかを考える事は非常に重要な問題です。病院と病院の連携、診療所と病院の連携を進めることは非常に大切な事です。私たち医療人は今の時代の流れの中で、いかに効率よく合理的に住民の方々の健康維持と医療を提供できるか、またどのような病院が必要なのか常に考えなければなりません。住民の皆様にもこれまで以上にご理解、ご協力をお願い申し上げます。
 この身延山病院のホームページでは、この地域の住民の方々に、この病院で今何が行われ、何ができるのかを紹介し、少しでも多くの方々に安心して病院をご利用していただけるようにご案内することと、山梨県の中で、また峡南地域の中で、この病院の役割、立場をご理解していただけるように発信しております。是非ご覧ください。

身延山病院  院長  丸山 敦

new-employ-line

病院の理念

地域に役立つ病院つくりを目指して
(情熱・慈愛・誠実)

 

病院の基本・方針

・患者様満足度向上に努めます
・医療技術及び職員の資質向上に努めます
・医療を通じて地域貢献に努めます

 new-employ-line

身延山病院概要

身延町は人口13,929人・面積304.83平方キロメートル、南部町は人口8,670人・面積200.63平方キロメートルです。両町ともに山間地に多くの集落があり、人口も毎年500人ぐらい減り続けている僻 地及び過疎の町です。近隣の早川町は人口1,180人・面積369.86平方キロメートル、富士川町は人口16,221人・面積119.98平方キロメートル、市川三郷町は人口17,122人・面積75.07平方キロメートルです。

また、総務省では過疎地域自立促進特別措置法とその公示 で旧身延町及び南部町を過疎地域に指定しています。

病床数80床(一般50床、療養30床)。診療科目は内科・外科・整形外科・眼科・リハビリテーション科・血液透析。付属施設として訪問看護ステーションが存在している。
常勤医師9名、非常勤医師20名、その他職員120名であります。

 

病院の沿革

身延山病院は戦後間もない昭和21年10月峡南地方の身延に、医療及び公衆衛生を増進させる為に設立されました。設立当初から医師をはじめとする医療スタッフの確保に困難を極め、思うように医療が出来ずに苦労の連続でした。
しかしこの地に良い医療を提供しようとする思いは消えることなく、職員一同出来る限りの医療を続けてきました。
平成10年には色々な方面の方々からのご支援をいただき、鉄筋コンクリート4階(一部6階)延べ床面積5,500平米の新病院もオープンでき、この地域の医療水準は飛躍的に向上したと思います。
この地域は僻地で過疎の町であります。身延山病院はこの地唯一の救急患者受け入れ病院である為、365日救急患者を受け入れており、当院があった為に命を落とさずに住んだ患者様も多く存在しているかと思います。
昭和41年8月28日には山梨県から救急指定病院の指定を受けております。
これからも地域住民の命を守る病院として使命を果たしていきたいと考えております。

院長  丸山 敦
住所 〒409-2595 山梨県南巨摩郡身延町梅平2483-167
TEL 0556-62-1061
FAX 0556-62-1306
診療科目 内科・外科・整形外科・眼科・透析科・小児科・内分泌科・肝臓内科・神経内科・放射線科